宮城県行政書士会とは

会長挨拶

令和4年度仕上げ期を迎えて

【令和3年度を振り返り】

県民の皆様におかれましては、新型コロナウイルス禍の中様々な支援対策業務にも行政書士(会)をご利用いただき、御礼を申し上げます。また、会員各位におかれましても、身近な「街の法律家」としてご活躍されていることとお喜び申し上げます。

さて、宮城県行政書士会は、「行政書士制度の維持発展」を基本理念として、3つの方針「研修事業の充実、自らを律する事業、社会に働きかける事業」を掲げて事業活動を行っています。

13の新しい事業を含めた各事業部、委員会活動の主眼は、行政書士制度の維持発展にあり、今後益々努力を継続しなければならないと考えています。

研修事業は、許認可研修を中心に5つのカテゴリに分け、充実させています。東北学院大学における令和3年度の講義は、憲法講座でございました。開催については、日本行政書士会連合会東北地方協議会にもお声掛けしました。私達は手続法に慣れているところに、実体法に触れた喜びの感想が寄せられています。

現在、仙台市、石巻市と包括連携協定を機に、コロナ禍支援事業や相続人調査をはじめ宮城県の経審業務、宮城運輸支局の相談業務などの公共受託をはじめとして、外国人、空き家、法教育など社会に働きかける事業も活発に進められています。

昨年6月、行政書士法改正が施行され、行政書士の仕事は「国民の権利利益を実現すること」であると、明確に謳われました。そもそも行政書士業務は、許認可、遺言相続などの民亊法務をはじめ依頼者のためになるものばかりです。私たちは気付く、気づかないに拘わらず利他の精神を体現していることになります。


【令和4年度の重点課題として】

さて、今年度も役職員一丸となって進めて参りますが、令和4年度を総仕上げの期と位置づけ重要な課題を整理していかなければならないと考えております。

  1. 組織の再編~業務部、業務開発委員会の整理統合、広報法規部の分化・強化。
  2. 事務局会館移転~会館新移転計画策定特別委員会の委員長に東北学院大学教授 柳井雅也氏を迎え計画策定に取組んでおります。答申を受けて、実施を図って参ります。
  3. マイナンバーカード取得推進事業~総務省からの受託事業として令和4年2〜3月、県内9つの会場(5市)で実施しています。総務省は同カードの取得率向上を目指しており、令和4年度も継続されると予想されます。キャラバン隊など充分な準備をして取り組みます。
  4. コロナ禍支援事業~事業復活支援金(1月31日~3月31日)が出ています。継続も予想されますし、新しい支援事業も見込まれます。東日本大震災の復興支援を目指したふるさと再生支援事業特別委員会は、コロナ禍対策事業に注力しています。
  5. 企業支援~行政書士の強みは許認可の要件を知ることです。これを梃子とする企業支援を本会のモデルとして確立したいと考えています。
  6. 自治体との連携~50周年記念式典でご来賓から力強い言葉を頂いております。鋭意、実現して参ります。
  7. 50周年記念事業~1月29日、記念祝賀会は、宮城県知事、仙台、塩竃市長、県議会議長、行政書士議員連盟会長、日行連会長や13名の国会議員のご臨席を賜り、盛大に開催されました。このほか、記念誌発行、オピニオンリーダーの記念講演を計画します。
  8. 「くらしのなんでも相談会」~複雑に絡んだ相談事を関係士業が同席し、一気に解決に導く相談会です。今年度で9年目になります。コロナ禍にあっても県民に寄り添う場を継続します。

会員の皆様におかれましては、こうした本会事業にご理解を賜り、多くのご支援を寄せて頂きます様お願い致します。また、県民の皆様におかれましては、幅広い窓口を持つ行政書士に『そうだ!行政書士に相談しよう!』とお気軽にお声がけください。

今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和4年3月
宮城県行政書士会 会長  佐々木政勝

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